はぐるまの会では、川崎市多摩区、麻生区、宮前区に9つのグループホームを構えています。各ホーム3~5名の入居者が協力しあいながら、地域で健康に暮らし続けることを目指しています。
日々の生活の中には、基本方針が要所々々に盛り込まれ安定した生活が送れるよう支援にあたります。
多摩区中野島、菅エリアに4ホーム、麻生区東百合丘エリアに1ホーム、西生田エリアに2ホーム、宮前区稗原エリアに2ホームがあります。男性ホーム、女性ホームにわかれ、自立生活をめざしたサテライト制度を利用している方もいます。
はぐるまの会が初めてグループホームを立ち上げ、30年以上にわたり暮らし続けてきた地域です。
2016年、新しく建築されたホームです。1階が「いずみホーム」、2階が「はぐるま共働学習ホーム(通称第1ホーム)」となっています。2ホーム合わせて多くの方が暮らすホームの為、緊急災害時の対応を考えた設計になっており、年に2回は避難訓練を実施しています。広いリビングスペースは緊急時数人の受け入れが可能であり、食料の備蓄も整えています。
役割を担い、生活することの楽しさを感じる活動として、調理実習を週1回行っています。
調理には多くの技能が必要です。一人では全てをできなくても、できることを持ち寄ればカレーや親子丼を自分たちで作ることができるようになります。今では職員の手をほとんど借りることもありません。
共同生活を送るうえで、ホームの約束や分担を決めることがあります。その時には全員で話し合い、確認をして取り組むようにしています。
「できないことはできるようにがんばる」そのためのお手伝いは全員でしていきます。
自立度の高い方が多く暮らすホームです。そのうちの1名は今年からサテライト制度を利用してさくらホームから徒歩5分ほどの場所にアパートを借りて生活を始めました。食事はホームで皆と楽しみますが、それ以外のほとんどを自分でやりながら暮らしています。
はぐるまの会で、2ヵ所目となる女性ホームの仲間たちが暮らしてきたエリアです。(1988年開所)
自分たちで家事(掃除・洗濯・買物)の分担をしています。掃除が得意な人、洗濯が好きな人、反対に掃除が苦手な人、洗濯が嫌いな人、それぞれが得意な分野を教えあい、苦手な分野を補い合い、共に生活をしています。
小田急線読売ランド前駅から徒歩2分の距離にある、アパートの隣同士のホームです。
はぐるまでは健康維持のために日々の運動を大切にしています。あぐりホームは比較的若い方々が暮らしていることもあり、朝の運動として軽いジョギングを取り入れ、夜は腹筋・背筋運動をしています。近年は竹ふみを行い血行促進にも努めています。
自分でできることは自分でやる。誰かにしてもらうばかりでも、誰かと一緒にやるばかりでもありません。食事に関してはほとんどの事を自分で行っています。一方、掃除などは3人で協力して行い自立と共働のバランスを保って生活しています。
2013年に引っ越してきたエリアです。仲間たちが暮らし始めてまだ日が浅く、これから日々の生活を積み上げていきます。あおば、みどりホームは隣り合っています。
新しい地域で暮らすにあたり、地域の方々との交流を大切にしてきました。年間を通してホームを利用している方が多く暮らしており、休日などはお祭りや地域清掃、近隣の里山保全活動に積極的に参加しています。地域でお互いに顔が見える関係を作り暮らし続けることを目標にしています。
夕食後はリビングでテレビをみたり、自分の部屋で好きな音楽を聴いたりとくつろいで過ごしています。休日にはヘルパーさんの助けを借りて、好きな映画やカラオケなどを楽しみますが、ホームではそれらの計画をたてる支援も行っています。